「頂く」という事
March 7, 2019
少し前にコンビニや大手チェーン店などで働くアルバイトの非常識な行為が話題になりました。
様々な原因分析があって、それぞれに一理あると思っていますが、「お金を頂くという事をきちんと理解しているのか?」という点で思った事を書いておきたいと思います。
「頂く事」
いただきます
食事をする時に「いただきます」と言いますが、これには2つの意味があると言われています。
一つは、作ってくれた人や食材を作ってくれた人など、その一食に関わってくれた人々への感謝。
もう一つは食材そのものへの感謝。お肉やお魚だけでなく、野菜や果物にも命があると考えての言葉。
ちなみに「ご馳走様」ですが、これは、馳走という言葉が食材調達に走り回って奔走している様を意味していて、その尽力に感謝するという事からご馳走様になったと言われています。
ところで、食材の輸入国が自分たちの国でそれを生産したらどの位の水が必要になるかを推定したバーチャルウォーターという言葉があります。
ご飯一膳で270リットルもの水、ペットボトルにして550本もの量が必要になる。そこにはどれだけの人が関わっているのかちょっと想像してみるとグンと世界が拡がりませんか?
モノやサービスを売る時にそこにどれだけの人が関わっているのか?
見えていないものを想像する事でどんどん世界は拡がっていきます。誰に教わるでもなく、自由にどこまでも。
ところが、コンビニ行けば何でも売っているし、下手をすれば外食の方が安く済む場合もある時代。先日書いたアクセスする時代にも通じている事ですが、想像する時間や機会はどんどん少なくなっているように感じます。
故に私達は想像力は「不便」や「無」の中から生まれていく事を理解し、子供と接していく事が肝要だと。



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